ファーストアルバムは
フォーク 調のポップな作品でしたが、続くセカンドアルバムはJohn Caleと2人で創り上げた前衛的な作品になっています。全ての楽器をJohn Cale賀宴そうしていて、Nicoも歌の他にharmoniumを演奏しています。全曲Nicoによる作詞作曲で、彼女が本格的にミュージシャンに目覚めた作品とも言えます。John Caleによるアレンジは幻想的で、現代
音楽 の手法が成されています。
1. Prelude
2. Lawns Of Dawns
3. No One Is There
4. Ari's Song
5. Facing The Wind
6. Julius Caesar (Memento Hodie)
7. Frozen Warnings
8. Evening Of Light
9. Roses In The Snow
10. Nibelungen
ニューヨークアンダーグラウンドの前衛芸術家達との交流があった事から影響を受けていたのでしょうが、当時こうした
音楽 はオノヨーコくらいしかメジャーな人はやっていませんでした。現在でも特定の人しかやっていませんが、後のインダストリアルミュージックの布石となる作品になっています。歌も語り口調というのもあり、当時サイケバンドとしていたDoors辺りの手法にも似ており、サイケデリックの進化形とも捉える事が出来ます。
抽象的な音の塊、ドラムレスでもあるので、タイム感が麻痺して幻想的な陶酔の世界へと誘われます。女優がこんな本格的な実験
音楽 をやるというのも珍しく、Nicoはマニアックな
音楽 ファンからも認められる存在となっていきます。いびつな環境
音楽 としてもありえるような、単なる乱雑な
音楽 とは違う崇高さも感じられます。普通の音楽に飽きた人にはお勧めです。
Prelude
VIDEO Lawns of Dawns
VIDEO No One Is There
VIDEO