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[20110529]

Camera ObscuraCamera Obscura
(1991/09/12)
Nico

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カメラ・オブスキュラカメラ・オブスキュラ
(2008/05/28)
ニコ

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Nicoの最後のスタジオオリジナルアルバムとなった作品です。前作は昔と同じような手法だったので、もはや80年代には前衛とは呼べないものでしたが、このアルバムはきっちり80年代でも前衛と呼べる強烈な作品に仕上げています。再びJohn Caleがプロデュースして、The Factionというユニットをバックに創り上げています。そして、イギリスジャズ界の巨匠Ian Carrが、まるで80年代のマイルスデイヴィスのようなトランペットを披露しています。

1. Camera Obscura
2. Tananore
3. Win A Few
4. My Funny Valentine
5. Das Lied Von Einsanen Madchens
6. Fearfully In Danger
7. My Heart Is Empty
8. Into The Arena
9. Konig

前作はロックなドラムが入っていたのでポップに感じましたが、この作品では民族音楽的なパーカッションをリズムとして、無国籍な旋律を絡めて、昔のようなダウナーで暗黒の冷徹さを醸し出しています。シンセも無機質なテクノ感覚で使われていて、サンプリングしている民族打楽器音と共にドイツの前衛ミュージシャンのような事をやっています。これは後のジャングルやブレイクビーツへのヒントとなる手法なので、ここでも時代を先取りしています。Ian Carrのトランペットはジャズ的ですが、時折中近東のラッパのような響きを生み出しています。

John Caleが絡んでいるので現代音楽的な音の配置になっています。Nicoの歌はより呪文度を増していますが、ジャズスタンダードのMy Funny Valentineをまともにカバーしています。今の耳で聴いても衝撃的な斬新さに溢れている名盤です。MTVの時代なのでPVもあるのですが、なぜか60年代後半のアンディーウォーホールが撮影したフィルムのような質感に仕上げています。この後彼女はイビサ島の自宅近くで自転車で転倒し、頭を強く打って脳内出血により、帰らぬ人となりました。しかし、彼女が残した作品は未だに風化する事も無く、燦然とその歪さを失わず存在しています。

Camera Obscura

Tananore

Win A Few
My Funny Valentine

Das Lied Von Einsanen Madchens

Fearfully In Danger

My Heart Is Empty

Into The Arena

Konig
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コメント

□ 『Camera Obscura』 from のんちゃん

初めまして。NICOのファンの者です。
『Camera Obscura』を初めて聞いた時は、「世の中にこんなに暗いアルバムがあるなんて」と衝撃を受けました・・・。それ以来独特の暗さに嵌っています。

『Das Lied Von Einsanen Madchens』の映像の頭に出てくる人は、80年代の殆どのNICOのライブに参加していますが、NICOの死後彼女の伝記を出しました・・・。NICOへの悪口と悲惨なライブハウス巡りに関する愚痴がメインで、「暴露本」に近かったです・・・。嫌なら途中で逃げ出せば良かったのにとも思いましたが、「宿命の女」故に出来なかったのでしょうね・・・。

2011-09-25(Sun) 20:03 | URL | #7ZWz/sCA [ 編集 ]


□ Re: 『Camera Obscura』 from SAMARQAND

のんちゃん さんコメントありがとうございます。

NICOにお詳しいですね。
私はそこまで詳しくないので、
又何かあったら教えてください。
よろしくお願いいたします。

2011-09-26(Mon) 00:33 | URL | #- [ 編集 ]



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