5枚目と6枚目ののアルバムはCDではカップリングで売られています。If You Knew Suziでは、まるでカントリーシンガーのように、ローカル女性シンガーみたいな曲が目立ちます。プロデューサーはMike Chapmanで、アレンジも凝ってはいますが、ポップ過ぎて、完全にこれまでとは違うイメージに仕上げています。ここから本格的にファン離れが始まります。そして決定的になるのがギタリストのLen Tuckeyとの結婚です。
1. If You Can't Give Me Love 2. Stumblin' In 3. Suicide 4. Evie 5. Tired Of Waiting 6. The Race Is On 7. Don't Change My Luck 8. Breakdown 9. Non-Citizen 10. Rock And Roll Hoochie Koo 11. Wiser Than You 12. I've Never Been In Love 13. Mind Demons 14. She's In Love With You 15. Hollywood 16. Four Letter Words 17. Mama's Boy 18. Starlight Lady 19. You Are My Lover 20. Space Cadets 21. Love Hurts
アイドルのような存在だったスジークワトロの結婚は、一気にファンの熱を冷まさせます。ロックファンとしては多少の理解は示せますが、結婚を期にサウンドもイメージチェンジをはかり、あげくには髪型をコークスクリューヘアーに変えてファンをがっかりさせます。髪型を変えたのは致命的で、一気に人気が落ちていきます。ですから、これ以降の作品はほとんど売れていません。それでもポップアルバムとして聴けば良く出来ている作品です。カバー曲も多く、キンクスのTired of Waiting、リックデリンジャーのRock and Roll, Hoochie Koo。そして当時はまだ無名だったトムペティーのBreakdownを取り上げています。