又ソロ活動に戻ったフランプトンですが、バックメンバーはCAMELのRick WillsとJohn Siomosで、それにNicky Hopkinsが加わっているだけなので、CAMELのセカンドアルバムだと思ってもいいくらいです。ジャケットはヒプノシスが製作しており、各メンバーの顔に水がかけられている写真になっています。当時のブリティッシュポップ作品としても、かなり高いレベルの出来映えなのに、やはり当時は売れませんでした。
1. Doobie Wah
2. Golden Goose
3. Underhand
4. I Wanna Go To The Sun
5. Baby (Something's Happening)
6. Waterfall
7. Magic Moon (Da Da Da Da Da!)
8. Sail Away
タイトル曲のSomething's Happeningは後にライブバージョンでヒットする曲ですので、ヒット出来るだけのポテンシャルは持っている作品です。Doobie Wahは当時出てきたウェストコーストのDoobie Brothersに触発されて創られた曲です。m7thコードをテンションとしたフュージュンの要素を含んだ新しいアメリカンロックのスタイルは、他の曲にも反映していて、第二期ジェフベックグループ以降、ロックにもソウルやフュージュンとの融合が始まります。その新しい流れに敏感に反応しています。
それでいてアコースティックなブリットポップが基本となっている。当時のブリットポップの最先端をいっているサウンドです。これが当時は評価されなかったというのが、まだ早過ぎたという事だったのでしょうか。ギターも多重録音で、スライドギターなど、細かな音色の配分が行き届いています。兎に角フランプトンはレスポールのナチュラルサウンドの活かし方が巧いので、ギタリストとしても注目すべき点がかなり多いです。ファンキーなフュージュンポップロックの名盤です。
Doobie Wah
VIDEO Underhand
VIDEO I Wanna Go To The Sun
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Baby (Something's Happening)
VIDEO Waterfall
VIDEO Magic Moon
VIDEO Sail Away
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