1. Verge Of A Thing 2. Flying Without Wings 3. Love Stands Alone 4. Not Forgotten 5. Hour Of Need 6. Mia Rose 7. I'm Back 8. I Need Ground 9. While My Guitar Gently Weeps 10. Greens 11. Above It All 12. No Going Back 13. Cleveland 14. How Long Is Forever
何よりも、売れようとして力んでいないで、自然にいい音楽を創る事だけに集中している事が分かります。ジョージハリソンのWhile My Guitar Gently Weepsをカバーしていますが、あの頃の雰囲気、つまりブリットポップの幸福だった頃の雰囲気を大事にしているようにも感じます。ギターもナチュラルサウンドのいい響きを活かしています。歌を歌うフランプトンはジェフベックの方向へは行かず、クラプトンの方向へ行こうとしているのでしょうか。
大人びた雰囲気もありますが、ギターソロは若々しいです。実にバランスいいのです。I Need Groundではシタールとタブラのサンプリングループで、デジタルサイケな曲もやっています。落ち着いた感じがあるにもかかわらず挑戦的な姿勢を貫いている所が心地いいのです。これまでの作品の中でも最高の出来映えです。ギタリストであり、シンガーでもあるピーターフランプトンならではの最高傑作だと思います。素晴らしい名盤です。