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[20110625] |  | |
K-1の今年初めてのイベントがやっと開催されました。63k以下のMAXトーナメントです。しかし、今年はテレビでの放送が難しくなった為に、ネットでライブ放映されるだけになりました。本日15時半からYouTube、USTREAM、ニコニコ生放送の三つのサイトで生放送されました。生なので、オンデマンドでは見れないと思います。しかし、生放送だったので、オープニングファイトから見る事が出来ました。オープニングファイトを見たのは初めてだったのですが、若いファイターは試合の駆け引きよりも、自分がやってきた練習の全てを最初から出そうとする勢いが凄くて見応えがありました。日本でもスピードとパワーという、K-1の新しいスタイルに対応出来る選手が育っている事が確認出来ました。本当に武蔵が引退してくれて良かったと思いました。
試合結果 トーナメント1回線 ○大和哲也 vs HIROYA 大学生になったHIROYAは逞しくなり、安定して試合運びも巧く、常に自分の間合いで試合をしていました。しかし、2R終了まじかにカウンターで入ったパンチでダウン。試合はほとんど互角で進んでいたのですが、一度のダウンがひびいて判定で大和が勝ちました。HIROYAの課題であった決定打のなさは、まだ解決していません。 ○卜部功也 vs 裕樹 卜部が常にパンチで押していきます。裕樹はローキックを当てながらカウンター狙いのようですが、2Rに卜部が回転して裏拳をカンターで決めてダウンを奪いました。その後裕樹のローキックが効きだしてきますが、判定でダウンを奪った卜部が勝ちました。 ○久保優太 vs 才賀紀左衛門 ミドルキックと膝蹴りでボデイーを攻める久保、蹴り技でカウンターを狙う才賀。お互い決定打が無いまま、ずるずると最終ラウンドまでいき、判定で久保が勝ちました。試合内容としてはちょっと雑な感じがしました。 梶原龍児 vs 野杁正明○ まだ高校生の野杁ですが、梶原のパンチをことごとくかわし、天才的な動きを見せますが、相手を倒し得るだけのパワーはまだないようで、判定でも決着がつかず延長へ。延長戦では野杁がローキックを巧く当てながら相手に攻撃させずにポイントをかせぎ、判定勝ちしました。 準決勝 大和哲也 vs 卜部功也○ 卜部は前試合でのローキックが効いているようで、ローキックを撃たせないような攻撃で試合を組み立てます。それに対応出来ない大和は手数が稼げません。卜部はローキックを撃たせないように足を出しながらもパンチを的確にヒットさせて、手数で判定勝ちしました。 ○久保優太 vs 野杁正明 お互いに的確に攻撃をヒットさせるタイプとして同じようなファイトスタイルですが、久保の方が体格的に大きいので野杁の方が消耗が大きく、野杁も攻撃しますが、ダメージを与えられず、判定で小保が勝ちました。 スーパーファイト ○佐藤嘉洋 vs アルバートクラウス 佐藤はいつものローキックからの組み立てですが、クラウスは構わず前に出てきて攻撃します。前に出て来るタイプは結構さばける佐藤ですが、クラウスは最後まで和えに出てくるタイプなので、最後は佐藤もパンチで応戦して、撃たれながらも最後はクラウスをぐらつかせたので、判定で佐藤が勝ちました。 決勝 久保優太 vs卜部功也 久保は迷う事無くローキック攻撃に徹します。卜部も我慢しながら頑張りますが、あまりにも連打されるので、ローが効いている事を隠す事も出来なくなりますが、それでもパンチを繰り出します。久保は結構パンチをもらいますが、徹底的にローキックにこだわりますが、KOする事は出来ず、判定で久保が優勝しました。去年は期待されながらも頂点には立てなかったので、雪辱を果たした事になります。
63k以下級というのは、K-1甲子園組がプロになって幅が広がっています。KOがないので、実力は均衡していると思います。ここで飛び抜けるような存在となるのは誰になるのでしょうか。まだ現時点では優勝した人も1回戦負けした人も、実力の差は無いと思います。
気になるのは、この後もテレビ放送が無いのかという事です。3D放送も視野に入れていたはずですが、いろんな未来の可能性が閉ざされてしまったような残念な気持ちになります。新しい才能が沢山控えているので、格闘技のテレビ放送を消して欲しくありません。DREAMもスカパーでしか見れない状態になっていますので、一般のテレビ局の采配にゆだねるしか無いのですが、テレビ放送も、もっと豊かな文化を発信出来るよう努力して欲しいと思う今日このごろです。
佐藤嘉洋 vs アルバートクラウス
久保優太 vs 野杁正明
大和哲也 vs HIROYA
久保優太 vs卜部功也
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