78年の作品です。ジャズ界ではFriendshipと題される作品が多くあります。友人がほとんど名プレイヤーばかりですから、友人を集めたらスーパーグループになってしまう訳です。しかし、一回限りでのセッション録音なのでFriendshipというタイトルの作品が沢山出来上がる訳です。リーリトナーだけでもこのタイトルの作品が他にもあります。このアルバムは78年ものと認識していただいたほうがいいです。
1. Sea Dance
2. Crystal Morning
3. Samurai Night Fever
4. Life Is The Song We Sing
5. Woody Creek
6. It's A Natural Thing
メンバーはSteve Forman、Steve Gadd、Dave Grusin、Don Grusin、Abraham Laboriel、Ernie Wattsです。今回はDave Grusinがいるのでメロウな感じがありますが、Steve Gaddのドラミングは明らかにHarvey Masonの滑らかなプレイとは異なります。複数箇所にアクセントを持たせる独特のドラミングです。ですからメロウな流れの中にもひっかかるようなリズムアクセントが生まれています。
この時期の演奏はウェザーリポートが時代を牽引していたので、クロスオーバーというよりも
フュージュンという認識に変わりつつありました。ウェザーリポートの楽園的な陽気なスタイルを彼等も取り入れています。とてもトロピカルで明るい
音楽になっています。その中でどれだけ各メンバーが、その腕自慢をするかというようなインタープレイな部分もあります。ですが、あくまでも陽気に単純明快なスタイルは、それまでの難解なジャズのとっつきにくいイメージを払拭するのに成功しています。
Sea Dance
Crystal Morning
It's A Natural Thing
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