90年の作品で、ブラジルポップ
フュージュンシリーズものになります。今回はアコースティックなアナログ感が感じられる作品になっています。ブラジルのリズムとライト
フュージュンのリズムを融合させたグルーヴを大事に作られています。それはそのままトロピカル
フュージュンとしても成り立っており、これが当時のリーリトナーの売りでした。
1. Bahia Funk
2. E (It Is)
3. All The Same Tonight
4. Mister Reggae
5. I Can't Let Go
6. Color Rit
7. The Kiss
8. Malibu
9. Tropical Storm
10. Etude
90年代というのは80年代のデジタルサウンドに振り回されていいたことを反省して、アナログサウンドが見直されたり、デジタルサウンドもレイヤーを重ねて音に厚みをつけて、80年代のチープなデジタルサウンドが改良されていきます。ですから、
音楽的にも成熟する事ができました。ですから80年代は残念な感じだったものが、よくなっていく傾向があります。
リーリトナーはそれほど変化はありませんが、確実に音が豊かになっています。ギターは昔ほど弾きまくるでもなく、的確な旋律を与えています。無駄がなく、選び抜かれたアレンジになっているのですが、物足りなさは感じません。スリリングな感じはありませんが、安心して聴ける大人の
音楽になっています。ロックファンにはどうかと思いますが、こういう
音楽を楽しめる心のゆとりはあった方がいいと思います。
Bahia Funk
All The Same Tonight
Mister Reggae