このアルバムも90年の作品です。ここでは、モダンジャズのスィングがテーマで、ジャズナンバーをカバーしています。フルアコギターでジャズギターを披露しています。ウェスモンゴメリーに影響を受けているだけに、リーリトナーのルーツサウンドともいえますが、古くささは感じさせません。
1. Uptown
2. Stolen Moments
3. 24th Street Blues
4. Haunted Heart
5. Waltz For Carmen
6. St. Bart's
7. Blue In Green
8. Sometime Ago
フュージュンとは違い、3連のスィング感が命のモダンジャズにおけるリトナーのギタープレイも、ジャズファンなら十分に楽しめるものです。クールジャズからハードバップなど、
フュージュンスタイルになってからのリトナーの作品しか聴いていないファンにも興味深い作品になっていると思います。
ジャズギターですから、チョーキングはなく、ハンマリングオンやプリングオフもありません。ピッキングと発音が同じなのです。スライドするくらいしかテクニックはなく、後は速弾きが命になっています。スケールを全開にして弾きまくるリーリトナーも珍しいものです。
Uptown
Stolen Moments
24th Street Blues