89年の作品で、久々にエレキギターを存分に弾きまくっている作品です。MCAレーベルでは最後の作品となるのですが、アレンジがやっと80年代サウンドでのフュージュンになっています。これまで流行の音はそこそこにしか使用していなかったのが、全編いかにも80年代サウンドになっています。既にそのスタイルが廃れていた時期にもかかわらず。
1. Josie
2. All In Good Time
3. The Philosopher
4. Layla
5. On Solid Ground
6. The Waffer
7. Bubble Shuffle
8. Chapter II
9. Honey Samba
10. Sea Space
アレンジは時代遅れ感がありますが、さすがにギターの伸びやかなトーンは久々なのでほれぼれします。Laylaは言わずと知れたエリッククラプトンの曲のカバーです。なんでこの曲をわざわざやるのか意味が分かりませんが、アレンジもロックスタイルでフュージュンの他の曲とは違和感が感じられる選曲になっています。特に新しいイマジネーションが広がる訳でもなく、単なるカバーに終わっているの残念です。
ジャケットからも分かるように、髪もだんだん無くなってきて、風貌が変わり始めていますが、サウンドもこれまでのスタイルとは違って、いい言い方だと都会的になっています。他のフュージュンギタリストがやっている感じと変わりが無くなっているので、これまでのような独特のニュアンスが感じられないので、これをどう思うかは、ファンの間でも様々だと思います。ただ、ギタープレイだけは衰えていないので満足できると思います。
Josie
All In Good Time
The Philosopher