93年の作品で、このバンドのサードアルバムになります。この後ライブアルバム自業自得でバンドとしては終わりになるので、これが実質ラストアルバムになります。これまでの作品に比べると全体的にロック色が強くなっている感じがします。バンドとしてはまとまりかけているところであり、これだけのメンバーが揃って、これだけのコンビネーションを繰り広げている事は凄い事だと思います。
1. 雨の水曜日
2. BARONG
3. PARTIDO FORTE
4. NO MONEY,NO GIRL,NO BUSINNESS,-But We Still Have Music !
5. PONA PELA
6. KARULA
7. GLORY'S STOMP
8. ON THE BEACH
9. IRON CLAW
10. MERCI BRICE
11. FLOR
バンドとしてまとまってしまうという事は、
ジャズ 界で言えば終焉まじかということであり、そこから発展出来ないという事はバンドとしては機能しないという事なので、これが最後になった事は自然な流れだったと思います。最近のJ-POP系のバンドは、この機能しなくなった状態でいつまでもやり続けているバンドが多いので、かなり不自然な感じを私は受けてしまいますが、私に取ってはJ-POP系は死に体でしかありません。なんであんな気持ち悪い状態でいつまでもやっていられるのだろうと不思議でしょうがありません。
しかし、まともな感性をもっているミュージシャンであれば、こういう状態になれば末期だと気づいて更なる道を模索するものです。そういう点では渡辺香津美はとてもまともなミュージシャンだと思います。ロック色が強くなったという事で、最初に掲げたコンセプトがいきずまったのかもしれませんが、これだけのメンツが揃って、短期間にこれだけのコンビネーションを得られるという事は、うらやましいかぎりのバンドだったと言えます。
雨の水曜日
VIDEO NO MONEY,NO GIRL,NO BUSINNESS,-But We Still Have Music !
VIDEO IRON CLAW
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