

2003年の作品で、Guitar Renaissanceシリーズとは別に結成されたスーパートリオMO'BOPの第一弾アルバムになります。メンバーはパットメセニーグループのリチャード・ボナ(b)オラシオ・エルバンデス(ds)で、New Electic Trioと銘打っています。MO'BOPとはおそらくMOBOとBeBopを掛け合わせた造語で、新しい時代のBeBopを創造するグループとして結成されました。
1. Mo’ Bop
2. DADA
3. ROBO
4. Ring of Life
5. Backdrop
6. Naima
7. MOMO
8. Neo
9. Partida
10. Tricorn
録音はニューヨークで、海外のベテランミュージシャンとの競演は久々です。ビバップという事で、インプロビゼーションの応酬が聴き所ですが、三人ともバカテクの持ち主ばかりですので、三人のそれぞれの主張が激しい演奏が繰り広げられています。カバー曲集ばかりだったので、久々のオリジナル曲で、バカテク満載の極端なくらいの作品にファンは歓喜しました。特にリチャード・ボナの5弦ベースのうねりは凄まじく、全員が主役を張っています。
スーパープレイヤーとの競演は渡辺香津美のギタリスト魂に火をつけ、久々に引き出しの多いテクニックを駆使しています。リチャード・ボナがいても、決してパットメセニーになるような事はせずに自分のギタリストとしての限界に挑戦しています。勿論ライブでの演奏の方が凄い事になる事は必須ですが、スタジオ盤にもしっかりその辺の熱気は収められています。
Mo’ Bop
DADA
Tricorn
MO'BOP/DADA/ROBO/RING OF LIFE/HAVANA/TRICORN/SMOKE ON THE WATER
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