ライブでの定番となっているREADY TO FRYもこのアルバムに収められています。リーリトナーやラリーカールトンよりも覚え易い旋律になっているので、クロスオーバーサウンドとしての浸透力は高中正義が一番だったと思います。ただ、本格的なクロスオーバーかというと、ちょっとポップすぎる感はあります。インプロビゼーションはほとんどなく、全てあらかじめ作曲されているフレージングを演奏するというスタイルなので、聴く方は覚え易いですが、ジャズ側からすると、型にはまりきった感じに思えます。しかし、あくまでもロック代表ですから、これで言い訳です。日本を代表する名盤です。