

78年の作品で、本場ブラジルに乗り込んで、ブラジルのミュージシャンを参加させて創ったアルバムです。クロスオーバーのミュージシャンは必ずと言っていいくらいラテンのリズムを取り入れるパターンが多いのですが、高中正義も早くからラテンのリズムを取り入れていたので、今回その部分を更に強調した作品に仕上げています。
1. BELEZA PULA
2. BRAZILIAN SKIES
3. NIGHTS
4. I REMEMBER CLIFFORD
5. STAR WARS SAMBA
6. DISCO{B}
7. FUNKY HOLO HOLO BIRD
8. 伊豆甘夏納豆売り
サンバやマンボのリズムは陽気で、トロピカルな楽園サウンドになっています。高中正義はロック代表という事もあって、ほとんどスケールはブルーノートなので、大変分かり易い旋律で、ロックファンでも覚え易いというのが人気の秘密だと思います。テクニックよりもセンスで成り立たせていたグラムロックを手本としていたサディスティック・ミカ・バンドにいたという事もあって、テクニックよりはセンスで演奏している感じもあります。
しかし、それだけギターの表現力もありますので、
ジャズ出身のギタリストとは違ったアプローチも楽しみの一つです。スターウォーズのテーマ曲をサンバにアレンジしたSTAR WARS SAMBAや、坂本龍一によるシンセも独特なDISCO{B}など、新しいテクノの音も取り入れています。この柔軟性故にポップに広くアプローチ出来ています。このアルバム辺りから、サンタナと同じヤマハのSGを弾くようになっているので、ハーフトーンとは違った伸びのあるギターサウンドになっています。
BELEZA PULA
BRAZILIAN SKIES
NIGHTS