79年お作品で、唯一このアルバムのみ残したBaccoというバンド名義での作品です。メンバーはかつてCHARのバックでドラムを叩いていたこともあるRobert Brillと、同じくCHARのバンドで一緒に演っていたキーボードの佐藤準、Jim Diamond、高橋ゲタ夫となっています。歌もありのロックよりな作品なのですが、メンバー同士の相性が良くなかったのか、このアルバムだけで解散となりました。
1. HIGH ACE
2. TOKYO LADY
3. CHA CHA ME
4. SEVENTEEN AND BLUE
5. GETTIN′LOST DOWN ON 8TH.STREET
6. JUST ANOTHER BOY IN THE BAND
7. KID KIND
8. STAND BY ME
ファンキーだけどロック的なところは第二期ジェフベックグループやスティーリーダンを連想させます。A.O.R.ともちょっと違うし、久々にバンドという事もあって、高中正義のギターも冴え渡っています。サディスティック・ミカ・バンドから聴いているファンとしては大満足な作品だと思います。サディスティックスのころもファンクやブラコンな曲をやっていましたが、その頃よりはあか抜けた感じがします。ボーカルはスティーヴマリオットみたいでかっこいいです。
当時の日本はクリエイションなどもクロスオーバーサウンドになったりして、結構日本独特のフュージョンバンドが今したが、その中の一つのバンドという位置づけが出来ます。このバンドでもう少しがんばっても良かったとも思いますが、それよりもソロ作品の方の人気を考えると、ソロ活動に専念した方が正解だったのかもしれません。70年代後半の日本のバンドらしいサウンドです。
HIGH ACE/TOKYO LADY
VIDEO CHA CHA ME
VIDEO SEVENTEEN AND BLUE
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