

95年の作品で、カバー曲を集めた作品です。他人の曲もありますが、自身の曲のセルフカバーも含まれています。女性ボーカリストのポリーン・ウィルソンを起用して、これまでの自分の曲はインストでしたが、歌を加えてボーカルバージョンにしています。アレンジも新鮮なアレンジになっていて、どの曲も楽しめますが、こうしたカバー曲集を出すようになると、そろそろ隠居の道を進むのではないかという心配があります。
1. DAY DREAMING
2. 渚・モデラート
3. PARPLE HAZE
4. YOU
5. I WANT YOU
6. BLUE LAGOON
7. GETAWAY
8. NIGHT BIRDS
9. READY TO FLY
10. WHEN YOU WISH UPON A STAR
自身の曲のカバーの新しいバージョンもしっかり創り直されて言います。何よりギターの聴かせどころが増えています。長年演奏している曲だけに、こうした思いっきりのいいアレンジに出来ています。ジミヘンのPARPLE HAZEもファンクなアレンジになっています。元々ジミヘンはファンキーなギタリストですから、ファンクへのアレンジは真っ当な扱いだと思いますが、よほどジミヘンを熟知していないと出来ない発想だと思います。レゲエにアレンジするともっと評価は高かったかもしれません。
基本的にはロックの曲でもフュージョン的なアレンジ、もしくはファンクのような黒人
音楽なアレンジになっています。他の人がやるようなカバーとはひと味違うので、どの曲も新鮮に楽しめます。何といっても、ギターを気持ちよく演奏する事が第一に考えられているところが嬉しいところです。結構アンサンブルを重視するところが多かったので、年を取ってから、ギター中心なアレンジが出来るという事は、ギタリストとしての正しい成長の仕方をしているのだと思います。
DAY DREAMING
渚・モデラート
PARPLE HAZE
BLUE LAGOON
GETAWAY
NIGHT BIRDS
READY TO FLY
When You Wish Upon A Star
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