99年の作品で、ブレイクビーツ、ビッグビートなアレンジでギターを弾きまくっている作品になります。バラードもあったり、遊び心満載で楽しい作品になっています。自分のギターをどんな場面でも映えさせる事が出来るという自信に満ちた作品ではないでしょうか。その時代の新しいサウンドを従えてギターを弾きまくるというスタイルは一貫していて、常に時代を見据えながら、作品を生み出してきました。
1. DO IT
2. 泣かないで
3. interlude
4. マイムマイム
5. BALLAD 2.15
6. まいちゃん
7. Remix“B”
8. 蝉時雨
9. 夏のギター
10. GUITAR CANYON
11. 獅子座流星群
12. SYMPHONY NO9“GOIN’ HOME”
マイムマイムは有名なフォークソングですが、少しレゲエ調でギターギンギンのアレンジにしています。ブレイクビーツでもいつもの計算されたアレンジは健在で、蝉時雨では蝉の鳴き声を模したギターサウンドが楽しめます。ユーモアもありながら、真面目に創り込まれた作品です、若々しくもありながら、しっかりと熟練の技巧を披露しています。既に高中の時代は終わっているのかもしれませんが、これほど新しいアイデアに溢れた作品を創れるのはたいしたものだと思います。
長い現役生活の中で、日本のフュージョン界をリードしてきましたが、一貫してブルーノートで演奏して、それでもA.O.R.な感じも出していましたので、素晴らしいと思います。ジェフベックもフュージョンの中でブルーノートで演奏しますが、曲によっては、他のスケールも使い分けています。それを考えると高中こそがロック界を代表するフュージョンギタリストなのであります。力の抜け具合も心地よい名盤です。
マイムマイム
蝉時雨
獅子座流星群
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