81年の作品で、再びBobby Womackと一緒に作品を創っています。プロデュースはロンウッドとAndy Johnsで、80年代の作品ですが、さすがにストーンズは80年代サウンドには陥らず、いつものロックンロールを創っていますが、ホーンセクションや女性バックコーラスを加えて豪華なサウンドになっています。それにしてもロンウッドの歌はキースやボブディランっぽくなりがちです。
1. 1234
2. Fountain Of Love
3. Outlaws
4. Redeyes
5. Wind Howlin' Through
6. Priceless
7. She Was Out There
8. Down To The Ground
9. She Never Told Me
参加ミュージシャンはCarmine Appiceが参加しています。これはロッドスチュアートつながりなのでしょうか。Jim KeltnerやIan McLaganのようないつものメンバーにNicky Hopkinsも参加しています。ストーンズでやってもいいような曲もありますが、当時のストーンズはTatoo Youを制作していた頃で、ある程度アルバムの雰囲気は決まっていたので、採用されなかった曲も沢山あるのでしょう。そういうのがたまってソロアルバムを創るというのは良くあるパターンです。
昔のようにチープでルーズなロックンロールではなく、豪華なアレンジなので迫力はあります。それでもだれた感じは彼らの売りなので、そのスタイルは守っています。キースは年をとってもいっこうにギターがうまくならないのですが、ロンウッドもそれにつきあっているようなところがあります。本来は器用なギタリストなので、もっとギター中心の曲を創って欲しいというのがファン心理だと思います。それでも転がる石の仲間的な作品になっています。
1234
Fountain Of Love
Outlaws