74年にデビューしたカンサスは、最初から注目を浴びていて、彼らの登場からアメリカン
プログレ という形容詞が生まれてきました。彼らこそがアメリカン
プログレ の代表格なのです。キーボードが二人、ギターが二人にドラム、ベースの他にバイオリンという6人組です。クラシカルな要素と、CSN&Yのようなコーラスワーク、及びアメリカ的なおおらかさが混じり合って、テクニカルで
プログレ ッシヴな演奏ながら分かり易いポップさが特徴でした。
1. Can I Tell You
2. Bringing It Back
3. Lonely Wind
4. Belexes
5. Journey from Mariabronn
6. The Pilgrimage
7. Apercu
8. Death of Mother Nature Suite
9. Bringing It Back [Live]
長尺な曲があったり、イギリスの
プログレ バンドにひけをとっていないのですが、アメリカのロックバンドらしい明るさがイギリスのバンドには無い新しい感覚をもたらしています。バイオリンが入っているので、ダリルウェイやマハビシュヌオーケストラのようなハードフュージュンのようなイメージもありますが、そこに分かり易い歌が入る事で一般的に受け入れ易い土壌を生み出していた事が成功の秘訣だったと思います。ヒット性がありながらも玄人受けするバンドだったのです。
カンサスはデビューから順調に売り上げを伸ばしていった事で、スティクスなど他のバンドにも自信を与え、アメリカン
プログレ が生き延びる道筋がついたのです。ですから、今では忘れ去られている感がありますが、非常に重要なバンドなのであります。アメリカにはなじめなかったクラシック的な壮大さをもった
プログレ が、何とか根付くきっかけとなったバンドです。まだバンドとしては未完成なファーストアルバムですが、すでに怒濤のプログレ攻勢が始まっています。名盤です。
Can I Tell You
VIDEO Bringing It Back
VIDEO Lonely Wind
VIDEO
Belexes
VIDEO Journey from Mariabronn
VIDEO The Pilgrimage
VIDEO Apercu
VIDEO Death of Mother Nature Suite
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