

サンタナバンドにいたNeal SchonとGregg Rolieが結成したジャーニーです。75年のデビューアルバムは、サンタナバンドにいた天才ギタリストNeal Schonが創ったバンドとして大変話題になりましたが、サンタナバンドでの天才的なギタープレイを期待していたギターファンにとっては物足りない内容になっていました。バンドアンサンブルに徹するNeal Schonのギタープレイはバンドマンとしては正しいあり方だったと思いますが、ギターファンにとっては、こんなものじゃないだろうと言う思いが強かったのです。せっかく自分のバンドを創ったのに、なんで思いっきりギターを弾きまくらないのだろうという疑問が多かったのです。ですからジャーニーは最初から話題にはなっていましたが、あまり売れていませんでした。
1. Of a Lifetime
2. In the Morning Day
3. Kohoutek
4. To Play Some Music
5. Topaz
6. In My Lonely Feeling/Conversations
7. Mystery Mountain
このバンドが売れるようになるのは、もっと後になるのですが、このファーストアルバムからスペイシーなサウンドで、最初は良く内容が分かりませんでしたが、アルバムを通して聴くとアメリカン
プログレなのだというのが分かるようになります。オリジナルメンバーはギターのNeal Schon、キーボードとボーカルのGregg Rolie、ギターのGeorge Tickner 、ベースのRoss Valory、ドラムのAynsley Dunbarの5人組です。Aynsley Dunbarは80年代には売れっ子セッションドラマーになりますので、この人も有名だと思います。
サンタナバンドではサンタナよりも巧いギタリストとして将来を期待されていたNeal Schonで下が、このバンドでは、速弾きはしていますが、普通のアメリカンロックのギタリストというプレイに徹しています。彼のギターこそが聴きものになるはずのバンドなのでしたが、普通にロックギターを弾いているので、巧くても満足しないのがギターファンなのです。ですから、このバンドは期待が大きかった分、内容は良いのに損をしいたと言えるでしょう。ハードロックというにはシンフォニックだし、ハードロックファンからも敬遠されていました。彼らがアメリカン
プログレバンドだという認識をもたれるまでは苦戦していたようです。それだけにこのファーストの良さは、現在のニュートラルな感覚で聴いた方が分かると思います。
Of a Lifetime
In the Morning Day
Kohoutek
To Play Some Music
Topaz
In My Lonely Feeling/Conversations
Mystery Mountain
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