86年になってやっと出されたサードアルバムです。ほとんど忘れ去られていた時期のリリースでしたが、これまでと同じようなクォリティの作品を求めていたファンにとっては、納得の作品となったので、このアルバムも全米ナンバーワンに輝いています。これまでの作品同様、ノーシンセサイザー、ノーコンピューターとクレジットされています。スペイシーサウンドでありながらシンセサイザーには一切頼っていないというのが彼らの誇りだったのです。初期のクィーンと同じです。
1. Amanda
2. We're Ready
3. The Launch
4. Cool The Engines
5. My Destination
6. A New World
7. To Be A Man
8. I Think I Like It
9. Can'tcha Say (You Believe In Me)/ Still In Love
10. Hollyann
Amandaがシングルヒットしたので、アルバムも売れました。サウンド的にはTOTOのようにフュージュンとロックを足して都会的なサウンドにしておりますが、80年代中期には古い感じなのに、曲が良いので、売れてしまいました。作品を多く創らないTom Scholzですが、シングルヒットする曲のツボはおさえらられるセンスを持っています。当時のアメリカン
プログレ の王者だったスティクスほど派手に売れませんでしたが、当時のロックファンは、こうしたサウンドに飢えていたというのも事実です。
ダンスミュージックが主流だった80年代に、ボストンのサウンドは一種の清涼剤のようでありました。流行ではなく、自分達のサウンドをやっても、良い曲を作れば売れるという証明でもありました。アルバムを通して聴くと、同じテーマを持たせてトータルアルバムのように仕上げているのが分かります。8年ぶりの新作ですから、相当時間をかけて制作されているようです。ただし、このバンドはこの後も更に8年間眠り続けます。
Amanda
VIDEO We're Ready
VIDEO The Launch /Cool the Engines
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My Destination
VIDEO A New World
VIDEO To Be A Man
VIDEO I Think I Like It
VIDEO Can'tcha Say (You Believe In Me)/ Still In Love
VIDEO Hollyann
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