1. Night Life 2. Juke Box Hero 3. Break It Up 4. Waiting For A Girl Like You 5. Luanne 6. Urgent 7. I'm Gonna Win 8. Woman In Black 9. Girl On The Moon 10. Don't Let Go
80年代になっていた事と、Thomas Dolbyがシンセアレンジをしているので、80年代なサウンドになっています。内容的にも、これまでの作品から比べるとつまらなくなっているので、前評判は悪かったのですが、アメリカではこういう軽薄な内容の方が受けるようで、初の全米ナンバーワンになりました。MTVの影響もあり、世界的にも売れました。シングルカットされたのはJuke Box Hero、Night Life、Urgent、Waiting for a Girl Like You、Break It Up、Luanneと6曲もありますが、どれもつまらない曲ばかりです。こんな曲が売れるようでは世の中はおしまいです。
Night LifeとLuanneは何とかこれまでのフォリナーらしい曲なので良いのですが、Juke Box Hero、Urgent、Waiting for a Girl Like Youなんて最低でしょう。アメリカンロックの中でも一番つまらない感じの曲ですが、これが売れてしまうのですから、こまったものです。Lou Grammの声も、これまでは曲が良かったので、問題ありませんでしたが、このつまらない曲に良くマッチしていて、これまでは目をつむっていた、嫌いなタイプのボーカリストである事を認識させられたアルバムとなりました。良く売れたアルバムですが、私は一気にフォリナーを嫌いになった記念すべき作品です。