80年の作品で、再びMickie Mostをプロデューサーに起用しています。ホーンやストリングス、コーラスなど、これまでのChris Speddingのソロ作品の中でも一番多くのミュージシャンが参加しています。パンクもテクノもこの時代が最盛期になっているにもかかわらず、それよりもポップな曲の方が主役になっています。もう既に卒業してしまったという事でしょうか。
1. Im Not Like Everybody Else
2. Box Number
3. I Got A Feeling
4. The Crying Game
5. Depravitie
6. Musical Press
7. Contract
8. Counterfeit
9. A Shot Of Rhythm N Blues
10. Mama Coca
パンクやニューウェイヴな曲もありますが、それらは脇役的な扱いになっています。それよりもポップな曲が中心で、この時期で既にブリットポップしているとしたら、あまりにも早過ぎます。それとも、時代に合わせるのではなく、自分のやりたい
音楽 をやったらこうなったという感じでしょうか。パンクを通過して初期の頃のような作品に戻った感じです。そうするとジャケットでリーゼントをやめている意味も分かります。
革ジャンも脱いでいますし、この時期にパンクをやっていれば世間も彼がいかにイギリスでパンクに関わってきたかが知られていたと思うのですが、そうしないところが彼の良さでもあり、売れなかった理由でもあるのでしょう。曲もアレンジも絞られながらもしっかり創られていて、とても良い作品だと思いますが、この頃からは、ほとんど彼の活動は注目されなくなっていきます。作品としては名盤と言っても良いくらいの出来映えです。
Im Not Like Everybody Else
VIDEO The Crying Game
VIDEO A Shot Of Rhythm N Blues
VIDEO
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