クリススペディングと同じように、フュージョンで名を挙げていながらロックに戻る事になる道を歩んだギタリストとしてゲーリームーアがいます。彼はアイルランド出身のギタリストで、最初はこのスキッドロウというバンドからスタートします。スキッドロウと言っても、後にヘヴィメタブームの時に出てきたバンドとは同じ名前ながらも全く別のバンドになります。コロシアムII時代からのファンである私に取ってはスキッドロウと言えばゲーリームーアのバンドとなっていますが、一般的には後のバンドの方が有名になっています。
1. Mad Dog Woman
2. Virgo's Daughter
3. Heading Home Again
4. An Awful Lot of Woman
5. Unco-Up Showband Blues
6. For Those Who Do
7. After I'm Gone
8. The Man Who Never Was
9. Felicity
70年にリリースされたこのファーストアルバムはブルースロックアルバムになっています。既にハードロックが生まれていますが、このバンドはまだクリームの影響を受けています。スリーピースバンドで、アイルランド出身のスリーピースバンドとしてはテイストの方が有名になりましたが、このバンドは当時は売れておらず、後にゲイリームーアが有名になってから名前が知られるようになりました。アナログ盤時代には入手困難でしたが、CDの時代には再発されていて、この時代のゲイリーのプレイが聴けて大変嬉しく思っています。
コロシアムII時代にはジェフベックのようなプレイをしていましたが、一番影響を受けたのはエリッククラプトンと言っていたのが分かる内容になっています。又、ゲイリーの歌い方も特徴がありますが、この時代の作品を聴くとジャックブルースの歌い方を真似していたのだと言う事が分かります。ギタープレイも曲の作り方も、ものすごく若い感じですが、最初の作品なので、それもご愛嬌です。
Mad Dog Woman
VIDEO Virgo's Daughter
VIDEO Heading Home Again
VIDEO