78年のセカンドアルバムです。ファーストでは多彩な
音楽 性を披露していましたが、ある程度手応えがあったようで、方向性が定まり始めています。70年代中頃から流行りだしたストリート系のシンガーソングライターから、バンドサウンドを重視したロックンロールをやっています。同期くらいのパティスミスはパンクの女王ですが、彼らは何とかパンクとは呼ばれないような方向性へ進んでいっています。
1. When The Time Comes
2. You're Gonna Get It
3. Hurt
4. Magnolia
5. Too Much Ain't Enough
6. I Need To Know
7. Listen To Her Heart
8. No Second Thoughts
9. Restless
10. Baby's A Rock 'N' Roller
パンクが発生したアメリカでは、パンクロックと言うのは新しいロックのあり方を示したものであり、イギリスのパンクとは様子が違っています。テレビジョンのようなインテリジェントな感じのバンドが最初はパンクバンドと呼ばれていました。イギリスでの反抗的なイメージを強調したものとは違っていたのです。ですからハートブレイカーズももう少しデビューが遅ければパンクとして売り出されていたかもしれません。そうならなかったのは、過去の
音楽 へのリスペクトがあったからだと思います。パンクは過去の
音楽 をぶっ壊すところから始まりますから。
シンセを津あkっていないので、ニューウェイヴと言う事でもなく、ストリートロッカーという言い方しか出来ない感じです。それでも当時のアメリカでは、この手のサウンドは結構人気がありました。日本でも後に来るバンドブームの手本となるようなバンドだったと思いますし、派手でも地味でもないちょうどいい感じのロックなので、バンドマンとしてはコピーし易かったと思います。このアルバムからはシングルでのビッグヒットはありませんが、全体的にバランスのとれた良いアルバムだと思います。
When The Time Comes
VIDEO You're Gonna Get It
VIDEO Hurt
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