84年の作品で、コンサートのドキュメンタリーを映像化した作品のサントラ盤になります。内容的にはライブによるベストアルバムであり、唯一新曲のThe Wild Boysだけがスタジオ録音になっています。アルバムではロングバージョンになっていて、ミルコクロコップの入場曲としてもお馴染みですが、アフリカンリズムを使った新極地を拓いた作品でありましたが、ここが彼らのピークであり、この後バンドは分裂していき、人気も分散されていく事になります。
1. Is There Something I Should Know
2. Hungry Like The Wolf
3. New Religion
4. Save A Prayer
5. The Wild Boys
6. The Seventh Stranger
7. The Chauffeur
8. Union Of The Snake
9. Planet Earth
10. Careless Memories
11. Girls On Film
12. Rio
プロデューサーはDuran Duranでありますが、新曲のThe Wild BoysはNile Rodgersが担当しています。ライブ映像を基にしていますが、ダンスシーンなどはPVのように創られています。もしかしたら演奏もメンバー以外が演奏している可能性もありえます。それだけ当時のイギリスではアイドル的な存在だったのです。後にメンバーが別れてパワーステーションを創って、演奏力もあったのだと言うのが分かります。映画として創られているので、完全にライブ映像だけでは無く、それ以外の挿入映像もあります。DVDもあるので、映像ありの方が楽しめるかもしれません。
これまでの集大成ともなっているだけに、これからの彼らの進む道が分かっていたかのようです。新曲のThe Wild Boysはサンプリングを多用した、これまでとは違うスタイルであり、Nile Rodgersの得意な立体的なアレンジワークは、80年代を象徴する作品の一つです。初期の頃のシンセポップサウンドに比べると、かなりパワフルになっています。本当はこのまま進んでいくはずだったのでしょうが、アイドル的なバンドに意を反するメンバーが脱退していく事になります。最後の打ち上げ花火でした。
Is There Something I Should Know
VIDEO Hungry Like The Wolf
VIDEO New Religion
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