88年の作品です。前作ではゲストでAndy Taylorも参加していましたが、このアルバムで完全に三人体制になりました。時代はヒップホップ文化が広まって、
テクノ 、ハウスの時代に突入し始めた頃で、Duran Duranも時代の流れに敏感に反応しています。まだハウスと言っても、80年代サウンドの中での発展系であり、スクリッティポリッティのような立体的なアレンジになっています。完全にハウスになっていないので、その微妙さがかえってよかったりします。
1. Big Thing
2. I Don't Want Your Love (LP Version)
3. All She Wants Is
4. Too Late Marlene
5. Drug (It's Just A State Of Mind)
6. Do You Believe In Shame?
7. Palomino
8. Interlude One
9. Land
10. Flute Interlude
11. The Edge Of America
12. Lake Shore Driving
13. Drug (It's Just A State Of Mind) (Daniel Abraham Mix)
基本はホワイト
ソウル やホワイトファンクであり、アレンジもまだ80年代しています。ただ、カットアップな手法がハウスと言えるのでしょう。この時代の音でありますが、これまでのDuran Duranのサウンドよりもアダルトになっていますし、ダンサブルでありながらも落ち着いた曲になっています。大きな違いはベースがシンセベースになっていて、結構ブイブイ言わせています。これはペットショップボーイズのような
テクノ シンセポップのようになっています。
サンプリングも派手に使っていますし、メンバーが少なくなった分、打ち込みも多くなっています。バンド体制でなくても、ゴージャスな曲が創れる時代になっているのです。女性コーラスを入れたりと、ファンク色が強いと言うか、Power Stationの影響も強いのではないかとも思えます。内容はどんどん良くなっているので、本来なら売り上げも伸びなければならないのですが、ファン以外にとっては注目度が減ってきており、新しい流れが生まれつつある時代ですので、Duran Duranにとってはかえって難しい時期になってきます。しかし、作品としては素晴らしく、名盤と言えます。
Big Thing
VIDEO I Don't Want Your Love
VIDEO All She Wants Is
VIDEO
Too Late Marlene
VIDEO Drug (It's Just A State Of Mind)
VIDEO Do You Believe In Shame?
VIDEO Palomino
VIDEO Interlude One
VIDEO Land
VIDEO Flute Interlude
VIDEO The Edge Of America
VIDEO Lake Shore Driving
VIDEO
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