2008年の作品で、前作で又解散していたので、11年ぶりの作品になっています。現在はこれが最新盤です。Martin Fryは常にいますが、今回はオリジナルメンバーのドラムのDavid Palmerが復活しています。久々の作品ですが、前作同様グラムロックなスタイルになっています。Martin Fryは基本グラムロックなのでしょう。前作以上にロック色が強くなっています。
1. Sixteen Seconds To Choose
2. The Very First Time
3. Ride
4. Love Is Strong
5. Caroline
6. Life Shapes You
7. One Way Traffic
8. Way Back When
9. Validation
10. Lose Yourself
11. Fugitives
12. Minus Love
グラムロックと言ってもロキシーミュージックやデヴィッドボウイのような妖しい感じのスタイルであり、ABCらしいダンサブルなおしゃれな感覚も失われていないので、艶かしくもありながら洗練されていて、70年代のグラムロックにはなかった感覚を持っているので、この時代でも十分に通用するものになっています。これが売れてくればこのスタイルを貫けると思いますが、なにぶん流行のサウンドではないので売れていません。
しかし、私はグラムロック大好き人間で、このブログのタイトルの淫美と言う表現もグラムロックからきているくらいなので、こういう作品をどんどん創って欲しいと思います。ロックは変態的で妖しい感じが健全だと思っているので、仲良しこよしのいいこちゃんロックはロックではないので、最近のバンドには何も魅力を感じません。たまに再結成して作品を出しているABCですが、これだけのポテンシャルを常に出しているのは高く評価されるべきです。決して力みがある訳でもなく、必要な音はしっかりおさえているあたり、見事な名盤だと思います。
Sixteen Seconds To Choose
VIDEO The Very First Time
VIDEO Ride
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