キュアーは79年デビューのバンドで、ポスト
パンク バンドなのですが、ニューウェイヴバンドと言う形容の仕方も似合わず、様々な進化をしていきます。深いメーキャップをしてニューロマンティックと言われてもおかしくなかったのですが、サウンドが全く違うので、ただポスト
パンク と呼ばれていましたが、後のゴシックやオルタナのスタイルを既に持っていました。私的にはネオグラムというイメージで捉えていました。
1. 10:15 Saturday Night
2. Accuracy
3. Grinding Halt
4. Another Day
5. Object
6. Subway Song
7. Foxy Lady
8. Meathook
9. So What
10. Fire In Chairo
11. It's Not You
12. Three Imaginary Boys
13. Weedy Burton
このファーストアルバムでは、まだバンドとしてのスタイルは確立されていませんので、とてもラフな感じですが、既にその妖しさは生まれています。この時点でのメンバーは三人で、ボーカルのRobert Smith、ベースのMichael Dempsey、ドラムのLaurence Tolhurstです。ギターは後にオリジナルメンバーに加わるPorl Thompsonが担当しています。サウンド的にはスージー・アンド・ザ・バンシーズの影響を受けていると思います。
このアルバムを出した時点では全く話題にもなっておらず、最初は売れないバンドでしたが、後にカリスマ的なバンドに成長していきます。おそらくカリスマと言う言葉も、このバンドあたりからよく使われるようになったように思います。スリーピースバンドではありますのが、ギターが含まれているので、実質は四人組バンドでの音になっているのですが、さほど装飾も無いサウンドでありながら、刃物のような鋭さを持っています。しかし、まだ研ぎすまされていない刃物です。
10:15 Saturday Night
VIDEO Accuracy
VIDEO Grinding Hal
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