2004年の作品で、前作からは4年ぶりのアルバムになります。バンドを継続すると言い直してからの作品で、始めてバンド名をアルバムタイトルに持ってきました。プロデュースはRoss RobinsonとRobert Smithで、前作ではブレイクビーツも取り入れていましたが、このアルバムではバンドでのライブ演奏にこだわって制作されています。ですから、これまでと変わらないキュアーのサウンドになっています。
1. Lost
2. Labyrinth
3. Before Three
4. The End Of The World
5. Anniversary
6. Us Or Them
7. Alt. End
8. (I Don't Know What's Going) On
9. Taking Off
10. Never
11. The Promise
キュアーらしいサウンドなので、ファンは大満足ですが、あまりにもいつも通りなので、逆に物足りなく感じてしまいます。これまでは何かしらの新しい要素を生み出していましたが、どこをとってもオルタナなアレンジであり、多少ポップな曲もありますが、バンドスタイルにこだわっている為か、4年も待って、この内容なのかと拍子抜けしてしまいます。しかし、このいつもの感じが一番受ける訳であり、売れると言う事を知ってしまった彼らは、あえてこの路線で健在をアピールしています。
80年代かわこの感じなので、新鮮味がありません。初期の頃のような不協和音も復活していますが、多少冒険はあっていいと思います。出なければバンドを継続する意味が無いからです。意欲的な事は解散宣言をしたときまでだったのかもしれません。このスタイルで、あまり多くないコード数で、良くこれだけ新しい曲を創れるものだとも思えますが、あまり創りすぎると他の曲との区別がつきにくくなって、曲の印象も薄く感じてしまいます。バンドを継続させるのは多いに結構ですが、そろそろ道を外しても良い頃ではないでしょうか。
Lost
VIDEO Labyrinth
VIDEO Before Three
VIDEO
The End Of The World
VIDEO Anniversary
VIDEO Us Or Them
VIDEO Alt. End
VIDEO (I Don't Know What's Going) On
VIDEO Taking Off
VIDEO Never
VIDEO The Promise
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