1. Holidays in the Sun 2. Bodies 3. No Feelings 4. Liar 5. Problems 6. God Save the Queen 7. Seventeen 8. Anarchy in the U.K. 9. Submission 10. Pretty Vacant 11. New York 12. E.M.I.
日本ではセックスピストルズという凄いバンドが出現したという情報は入っておりましたが、音源が入ってきておりませんでした。EMIと契約したファーストシングルAnarchy In the U.K.を出しますが、あまりに過激な内容だった為、セカンドシングルGod Save the QueenはA&Mと契約する事になります。その辺を歌にしたのが拝啓EMI殿です。しかしA&Mでも発売される事が無く、イギリス女王を批判したGod Save the Queenは放送禁止にされ、話題ばかりが先攻しておりました。まだ英語が分からない私にとって、セックスピストルズというバンド名と穴開き淫座U.K.というタイトルは非常にいかがわしいイメージを連想させました。
初めてAnarchy In the U.K.を聴いたのは確か大貫憲章がやっていた若いこだまというラジオ番組だったと記憶しております。その時代はツェッペリンのプレゼンスが発売されており、原点のヤードバーズを聴いており、スリーコードでロックが成り立つ事を知り、パブロックのドクターフィールグッドを聴いていたのでパンクロックにも免疫は出来ておりました。しかしピストルズのサウンドは遥かに想像を超えており、音楽的にはシンプルなものですが、空気感が明らかに違っておりました。正に衝撃的な出会いでした。