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[20060930]

勝手にしやがれ 勝手にしやがれ
セックス・ピストルズ (2005/07/06)
東芝EMI
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いよいよロンドンパンクが始動します。何と言ってもまずセックスピストルズありきです。マネージャーであるマルコムマクラレーンはニューヨークドールズにかかわっており、これからはパンクロックの時代が来ると確信して、ジョニーサンダースのハートブレイカーを手がけようとしましたが断られ、リチャードヘルでバンド結成を目論みましたが断られ、自信が経営していたパンクファッションショップセックスに出入りしていた若者を集めてこのセックスピストルズを創り上げました。

その頃のロンドンは、アメリカからラモーンズやハートブレイカーズが公演に来ており、若者に支持され始めておりました。リチャードヘルのファッション、破れたTシャツに安全ピン、髪を逆立てたツンツンヘアーで、パンクファッションもロンドンから生まれました。ピストルズのサウンドはシンプルなスリーコードのロックンロールですが、明らかにそれまでのロックとは違うべくとるが存在しております。力任せの演奏、そしてジョニーロットン、ジョンライドンとも呼ばれますが、彼の歌い方が特徴的です。不満を吐き出すような歌い方、演劇の発声法にヒントを得たと言っておりますが、彼等以前にドイツのノイというバンドがこのような歌い方をしておりました。後にジョンライドンが結成するPILが、このノイのサウンドにそっくりなので、明らかにノイを手本としているのが分かります。

日本では馴染みがありませんでしたが、この頃のイギリスではデヴィッドボウイのベルリン録音の影響でドイツのバンドが密かに注目されていた為、パンク以降のロックにはドイツのバンドの影響強く出てきます。そしてイギリスは不況の最中、失業者が溢れていた時代でしたので、イギリスのパンクバンドはアメリカと違って、反社会的なメッセージに溢れ、反抗的なパンクのイメージを増大させていきました。その為パンクでなければ売れない時代までも築いてしまったのです。

1. Holidays in the Sun
2. Bodies
3. No Feelings
4. Liar
5. Problems
6. God Save the Queen
7. Seventeen
8. Anarchy in the U.K.
9. Submission
10. Pretty Vacant
11. New York
12. E.M.I.

日本ではセックスピストルズという凄いバンドが出現したという情報は入っておりましたが、音源が入ってきておりませんでした。EMIと契約したファーストシングルAnarchy In the U.K.を出しますが、あまりに過激な内容だった為、セカンドシングルGod Save the QueenはA&Mと契約する事になります。その辺を歌にしたのが拝啓EMI殿です。しかしA&Mでも発売される事が無く、イギリス女王を批判したGod Save the Queenは放送禁止にされ、話題ばかりが先攻しておりました。まだ英語が分からない私にとって、セックスピストルズというバンド名と穴開き淫座U.K.というタイトルは非常にいかがわしいイメージを連想させました。

初めてAnarchy In the U.K.を聴いたのは確か大貫憲章がやっていた若いこだまというラジオ番組だったと記憶しております。その時代はツェッペリンのプレゼンスが発売されており、原点のヤードバーズを聴いており、スリーコードでロックが成り立つ事を知り、パブロックのドクターフィールグッドを聴いていたのでパンクロックにも免疫は出来ておりました。しかしピストルズのサウンドは遥かに想像を超えており、音楽的にはシンプルなものですが、空気感が明らかに違っておりました。正に衝撃的な出会いでした。

程よく当時新興レーベルのバージンと契約してやっとアルバムを発表する事が出来ます。オリジナルメンバーはジョニー・ロットン、スティーブ・ジョーンズ、ポール・クック、グレン・マトロックですが、ベースのグレン・マトロックがポールマッカトニーのファンだと公言した為にクビになるという徹底振りで、商業ロックへのアンチテーゼを貫きます。変わりに入ったのが破滅的なシド・ヴィシャスです。演奏はそこそこですが、彼のキャラクターは正にパンクそのもで、彼こそがパンクロックの象徴となっていきます。

彼等が残したオリジナルアルバムはこの1枚のみですが、この1枚で時代を変えてしまいました。パンク以前と以降では明らかにロックは代わりましたが、もっと言えばセックスピストルズ以前と以降でロックの価値観は大きく変わりました。彼等こそがイギリスのパンクの率先力だったのです。この後は無数のパンクバンドが彼等を追っかける事となります。このアルバムはクリストーマスがプロデュースしており、彼等の暴力的なサウンドを充分に伝える事に成功しております。このアルバムのミキシングを真似しているのが日本のブルーハーツのファーストアルバムです。ですから彼等のファースとアルバムは強烈でしたが、セカンドからは普通のミキシングになった為、歌謡曲のようになってしまいました。

いうまでも無く、このアルバムは歴史的名盤であり、最重要作品であります。好き嫌いは別として、現在までのロックの在り方に強い影響力を与え続けているのは間違いありません。

Holidays in the Sun

Bodies

No Feelings

Liar

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God Save the Queen

Seventeen

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ハード・ロック、プログレッシヴ・ロックの出現により、テクニックを誇示し、音楽的な理論ばかりが先行してしまったロック・シーンに対しての不満が頂点に達した70年代後半に登場したセックス・ピストルズは、あらゆる意味で革新的だった。音楽の知識や楽器のテクニック
2006-11-22(Wed) 14:15 | 1-kakaku.com 
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