94年の作品で、ギターのJohnny Marrは脱退しています。内容も変わっていて、カントリーの大御所Hank Williamsの曲をカバーした作品になっています。自分の世界観を持っている人がカバー曲集を創ると言うのは気になるが内容です。本気でカントリーをやっているのかというと、かなりダークでダウナーな感じにアレンジされていて、サイケデリックカントリーロックな感じになっています。一時期のストーンズを思い起こさせます。
1. Honky Tonkin'
2. Six More Miles
3. My Heart Would Know
4. If You'll Be A Baby To Me
5. I'm A Long Gone Daddy
6. Weary Blues From Waitin'
7. I Saw The Light
8. Your Cheatin' Heart
9. I Can't Get You Off Of My Mind
10. There's A Tear In My Beer
11. I Can't Escape From You
これはカントリーミュージックへのオマージュであるとともに、アメリカという社会への批判を暗示している作品ではないかと勘ぐってしまいます。ジャケットを見ているとそういう気がしてきます。そうでなければ、わざわざ、こんなカバーアルバムを創る意味が分かりません。しかし、ここの収められている
音楽 はまぎれも無く素晴らしいものであり、70年代のカッコいいロックアルバムを思い起こさせてくれるような凄みを持っています。
ヴードゥーな異様な感じもします。カントリーは日本では、それほど馴染みはありませんが、カントリーロックは結構カッコいい作品が多いのです。例えばビートルズのアイフィールファインなどは、カッコいいロックなアレンジになっていますが、元はカントリースタイルなのです。それと同じくらいの感覚でアレンジされているこのアルバムは、単なるカバーアルバムの域を超えています。素晴らしい名盤です。オリジナル曲が一つもないのに、ここまでしびれさせるなんて、Matt Johnson恐るべしです。
Honky Tonkin'
VIDEO Six More Miles
VIDEO My Heart Would Kno
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If You'll Be A Baby To Me
VIDEO I'm A Long Gone Daddy
VIDEO Weary Blues From Waitin'
VIDEO I Saw The Light
VIDEO Your Cheatin' Heart
VIDEO I Can't Get You Off Of My Mind
VIDEO There's A Tear In My Beer
VIDEO I Can't Escape From You
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