94年の作品です。danceと言うタイトルがついているので、もしかして本格的にブレイクビーツを導入するのかと思ったら、しっかり、いつものアメリカンロックになっています。しかもアレンジは80年代の頃のようなオーソドックスなアレンジなので、逆に意表をついています。少し古い感じもあるので、売り上げは、それほどのびませんでした。前作からあまり時間が経っていないだけに、前作に入りきれなかった曲を集めたものかもしれません。
1. Dance Naked
2. Brothers
3. When Margaret Comes To Town
4. Wild Night
5. L.U.V.
6. Another Sunny Day 12/25
7. Too Much To Think About
8. The Big Jack
9. The Breakout
10. Wild Night
シングルではVan Morrisonの曲をカバーしたWild Nightが大ヒットしました。原曲がカッコいいだけに、アレンジを変えてもカッコいい曲になっています。その他にはJunior、Dance Nakedがそこそこヒットしています。全体的にはおとなしめで、地味な内容ですが、味わいのある曲ばかりです。売り上げが落ちても、90年代でも一線で活躍し続けているので、しっかり固定客はついています。サウンドが80年代っぽいのが理解出来ませんが、原点回帰をしたかったのでしょうか。
前作が冒険していただけに、その次の作品が気になるところでしたが、全くギミック無しのナチュラルな演奏になっています。あまりにも飾らなさ過ぎて物足りないくらいですが、Wild Nightがあまりにも格好良過ぎて、それだけで満足出来ます。Van Morrisonの曲って、他の人がカバーする事によって、その曲の良さが際立つ事が多いです。勿論原曲もいいのですが、誰もが耳を傾ける訳ではないので、誰もが聴いてくれるミュージシャンによって、その良さが広まってくれるのは嬉しいです。オリジナルでもこれくらいのインパクトのある曲を創れると思うので、今後に期待したいと思います。
Dance Naked
VIDEO Wild Night
VIDEO Another Sunny Day 12/25
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