2008年の作品で、T Bone Burnettがプロデュースしています。ですからニューオリンズスタイルになっています。アメリカンルーツミュージックの旅もついにここにたどり着いたのです。確かにアレンジはニューオリンズスタイルですが、メンバーはいつものメンバーですし、メレンキャンプはブルースをやっても泥臭くならなかったので、今回も泥臭さはよりも、いつも彼の音楽に、多少の規則がともなった感じになっています。
1. If I Die Sudden 2. Troubled Land 3. Don't Need This Body 4. Longest Day 5. Young Without Lovers 6. A Ride Back Home 7. Jena 8. My Sweet Love 9. Without A Shot 10. Jena 11. Mean 12. County Fair 13. For The Children 14. A Brand New Song
これまでに様々なルーツミュージックが脈打っていた彼の音楽は、その一面を強調する事によって、バリエーション豊かな表情を見せてきましたが、今回もその流れであり、様々なルーツミュージックが隠れています。A Ride Back HomeではKaren Fairchildとデュエットしています。なにをやっても癖が無いので、ポップスとして楽しめるのが彼の良さです。深刻な重さを感じさせずに音楽を楽しませる才能は天賦のものでしょう。名盤です。