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[20120326] |  | |
大阪場所、千秋楽まで単独トップだった鶴竜が豪栄道の一気の寄りに破れ、白鵬と優勝決定戦となりました。立ち会いは白鵬がよかったため、粘りましたが、鶴竜は投げられ、白鵬の逆転優勝という劇的な幕切れとなりました。白鵬は最近完全な横綱相撲がとれなくなっていたので、調子は良くなかったと思いますが、最後は執念で優勝をもぎ取りました。大阪場所は去年開催されなかった事もありましたが、平日でも満員御礼が出るなど、久々に大相撲が盛り上がった場所となりました。
上位力士の成績 白鵬 13勝2敗 優勝 把瑠都 10勝5敗 日馬富士 11勝4敗 稀勢の里 9勝6敗 琴欧洲 8勝7敗 琴奨菊 9勝6敗 鶴竜 13勝2敗 安美錦 7勝8敗 臥牙丸 6勝9敗 栃煌山 5勝10敗
鶴竜は13勝をあげて、大関取りを確実なものとしました。今場所はまわしを取れば必ず勝てると言う横綱相撲を録っていました。それだけ実力がついたと思いますし、集中していました。今場所は残念ながら優勝を逃しましたが、優勝出来る可能性があると言う事ですし、来場所から連続優勝すれば横綱が見えてきます。ここで足踏みすると他の大関と同じで、万年大関に甘んじてしまいますので、この集中力を維持してもらいたいと思います。
把瑠都は前半は良かったのですが、後半はさすがに下手な立ち合いでは勝たしてもらえませんでした。一番いい勝ち方が出来た栃乃若戦の立ち合いが、なぜいつも出来なくなってしまうのか不思議です。負けない相撲ではなく、勝つ相撲をとらなければ横綱にはなれません。精神的な弱さなのか、誰も彼にいい相撲の取り方を教えないのか、自分で気づかないのか、不思議な力士です。良く自分の相撲を研究しないと、今後も綱取りは難しいでしょう。
来場所は大関が6人という史上始めての大所帯となります。それだけ成長している力士がいると言う事ですが、その先へ進めない大関が多いと言う事でもあります。鶴竜には早めに大関を卒業してもらいたいと思います。
鶴竜 vs 豪栄道
白鵬 vs 杷瑠都
鶴竜 vs 白鵬 優勝決定戦
稀勢の里 vs 琴奨菊
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