ブリットポップへと通じるバンドとして、このThey Might Be Giantsも忘れてはなりません。ただし、このバンドはアメリカ出身のバンドであり、アメリカから、こんなポップな曲を創りだすバンドが出てくる事は非常に珍しい事です。アメリカにはソフトロックと言うジャンルはありますが、それとは違い、明らかにブリットポップしているのです。勿論アメリカ的な曲もありますので、不思議なポップワールドに紛れ込んでしまいます。
1. Everything Right Is Wrong Again 2. Put Your Hand Inside The Puppet Head 3. Number Three 4. Don't Let's Start 5. Hide Away Folk Family 6. 32 Footsteps 7. Toddler Hiway 8. Rabid Child 9. Nothing's Gonna Change My Clothes 10. (She Was A) Hotel Detective 11. She's An Angel 12. Youth Culture Killed My Dog 13. Boat Of Car 14. Absolutely Bill's Mood 15. Chess Piece Face 16. I Hope That I Get Old Before I Die 17. Alienation's For The Rich 18. The Day 19. Rhythm Section Want Ad
They Might Be GiantsはJohn FlansburghとJohn Linnellの二人のユニットであり、ほとんどのパートを彼ら二人で演奏しています。このファーストアルバムは86年のリリースですが、発売当時から玄人方面では話題をさらっていました。ニューウェイヴ感覚もあるポップワールドであり、ポップゆえに曲も短めで、19曲も入っています。いろんなスタイルのポップスが詰め込まれており、これこそ音の玉手箱状態と言える作品です。流行の音は入っていますが、時代を感じさせないユニークなポップスのオンパレードです。