94年の作品で、前作での大成功に安住する事なく、作品ごとに違うテーマを持って製作されていきます。今回はテネシー州メンフィスまで赴きレコーディングした、ルーツミュージックというか、ストーンズのカントリーロック的な部分を掘り下げるような作品になっています。プロデューサーはTom Dowdの他にDavid Bianco,、George Clinton、George Drakouliasと、ジャケットの南部的な旗のように
ファンク などやサザンロックがテーマになっています。
1. Jailbird
2. Rocks
3. (I'm gonna) cry myself blind
4. Funky jam
5. Big jet plane
6. Free
7. Call on me
8. Struttin'
9. Sad and blue
10. Give out but don't give up
11. I'll be there for you
ハウス的な部分が薄れているので、本来なら期待はずれな作品になるところですが、彼らの本質が70年代ロックということを見抜いているファンにとっては、この流れも自然に受け止められています。前作のようなサウンドを期待してこのアルバムを聴くと、ロック色の強さに面食らってしまいますが、ハウスのリズムはサザンロックとも共通する部分があるので、前作の流れからとして聴く事が出来ます。サイケな部分が泥臭くなっていると言うだけです。
90年代になると、その前の80年代は否定されますが、もっと前の70年代は逆に新鮮になり、この時期は世界中で70年代リバイバルが興ります。70年代といえば、ストーンズがビートルズの呪縛から逃れて、独自のサウンドを追求するようになった時代であり、彼らもその部分を強調したような作品になっています。特にRocksはスティッキーフィンガーのような格好良さがあります。ですがこのアルバムは原点回帰な作品でも懐古主義でもなく、温故知新な新しさを感じさせる作品になっています。これも名盤です。
Jailbird
VIDEO Rocks
VIDEO (I'm gonna) cry myself blind
VIDEO
Funky jam
VIDEO Big jet plane
VIDEO Free
VIDEO Call on me
VIDEO Struttin'
VIDEO Sad and blue
VIDEO Give out but don't give up
I'll be there for you
VIDEO
スポンサーサイト