92年の作品で、マッドチェスターブームの寿命は短く、火付け役だった彼らでしたが、ブームが去った後のリリースと言う事もあり、このアルバムは失敗に終わりました。そしてバンドはこのアルバムで解散となってしまいます。内容的には前作と同じ暗いダンサブルな内容で、更に完成度を高めているだけに、売れなかった事はメンバーにとってはショックだったようです。
1. Stinkin' Thinkin'
2. Monkey In The Family
3. Sunshine And Love
4. Dustman
5. Angel
6. Cut 'em Loose Bruce
7. Theme From Netto
8. Lovechild
9. Total Ringo
10. Cowboy Dave
Rowettaという女性ボーカルによるゴスペルコーラスな感じがプライマルスクリームのような感じになっていて、これまで以上にパワフルな内容になっています。しかり創り過ぎていて80年代サウンドみたいな感じになってしまっているとも思えます。その為、
サイケデリック な妖しさが失われています。そこがファンには物足りなかったのかもしれませんが、
音楽 的には前よりも良くなっている事は間違いありません。
メンバー達にとっては、ブームよりも
音楽 的な成長の方が大切だと思いますが、ブームに乗っかって売れた分だけ、そのしっぺ返しは激しかったようです。一気に過去のバンドとして扱われるようになってしまい、この時点で既に伝説化されてしまいます。それだけ90年代初期の
音楽 の流れは激しかったのです。プロデュースはTalking Heads、Tom Tom ClubのChris FrantzとTina Weymouthです。ですからリズムもダンサブルでおしゃれですが、もう少しテクノ感があれば良かったのかもしれません。しかし、良い作品です。名盤と言っていいと思います。
Stinkin' Thinkin'
VIDEO Monkey In The Family
VIDEO Sunshine And Love
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