87年のセカンドアルバムです。エレキギターやオルガンなどを使うようになり、演劇仕立てのようなドラマティックな曲を演奏するようになっています。プログレと言うにはポップすぎるし、グラムロックと呼ぶには歪んでいません。まるでボードヴィルのようで、サイケな感じもありますが、爽やかすぎるのです。このつかみ所のないスタイルはポップだけど分かりづらいで、世間にアピールするには中途半端というしかありません。
1. Fairground
2. I Want You
3. Being Followed Home
4. Master Of The Universe
5. Life Must Be So Wonderful
6. There's No Emotion
7. Anorexic Beauty
8. The Never-Ending Story
9. Don't You Know
10. They Suffocate At Night
しかし、時代は徐々にオルタナ寄りになっていきますので、この中途半端な感じもイギリスでは受け入れられ始めます。ファーストではプロデュースもしていたSimon Hinklerが脱退して5人組になりました。そこでJarvis Cocker の演劇性が大きく支配する事になったようです。イギリスでは、このようなB級ポップバンドも多くいる訳で、その中の一つに過ぎないような扱いですが、明らかに新しい若者の感覚を持っていて、徐々に人気が出始めます。
このバンドがこの時代に売れるにはハウスや歪んだギターを使うしかなかったのですが、あえてそこには向かわないところがこのバンドらしさでもあります。グラムロックのようにもっと妖しさをだせれば、それなりに訴える事が出来たかもしれませんが、妖しさを出すにはもう少し劣等生な所を出すべきですが、それが出来ないほど真面目な人達だと思います。色気はあります。
Fairground
VIDEO I Want You
VIDEO Being Followed Home
VIDEO
Master Of The Universe
VIDEO Life Must Be So Wonderful
VIDEO There's No Emotion
VIDEO Anorexic Beauty
VIDEO The Never-Ending Story
VIDEO Don't You Know
VIDEO Suffocate At Night
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