92年の作品で、苦労してきたバンドですが、90年代こそがこのバンドの時代であり、このアルバムから時代とシンクロして売れるようになっていきます。ベースがPeter MansellからSteve Mackeyに、ドラムがMagnus DoyleからNick Banksに代わり、サウンドも大きく変更するようになります。ドラムは生と打ち込みと使い分け、エレクトリックなサウンドできらびやかになりました。
1. Love Is Blind
2. Don't You Want Me Anymore?
3. She's Dead
4. Separations
5. Down By The River
6. Countdown
7. My Legendary Girlfriend
8. Death II
9. This House Is Condemned
Jarvis Cockerも髪型を変えておしゃれな感じになったので、イギリスでは人気が出てきます。シンセなど、これまでの素朴な演奏と違って、都会的になっている事から、グラマラスな魅力も出てきます。そうなるとJarvis Cockerの個性はカリスマ性となり、マッドチェスターバンド達と並べて語られるようになります。このアルバムまではインディーズレーベルから出していましたが、この後メジャーレーベルに移籍するきっかけを作った作品です。
サウンドのきらびやかになった分だけ妖しさも出てきています。曲も素朴さが無くなり分かり易くなっています。バンドとしてはアシッドハウスを取り入れていると言っていますが、アシッドハウスにはなっていません。これはソフトプレイなグラムロックです。それは
ブリットポップ とも言えますが、まだブームが来ていないので、とりあえずはアシッドハウスなどと言っています。ここにきて、やっとみんなが知っているパルプサウンドになっています。
Love Is Blind
VIDEO Don't You Want Me Anymore?
VIDEO She's Dead
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