オルタナという言葉を定着させ、グランジを広めたのがこのバンドニルヴァーナです。このファーストアルバムは89年にリリースされました。まだインディーズのSub Popレーベルからのリリースで、彼らが出てきた事で、世界はシアトルから発信されている何かを知る事になります。ハードロックでもなく、パンクでもない、新しい訳でもないが、これまでのロックとはどこか違う。それがオルタナと言う言葉で総括されました。
1. Blew
2. Floyd The Barber
3. About A Girl
4. School
5. Love Buzz
6. Paper Cuts
7. Negative Creep
8. Scoff
9. Swap Meet
10. Mr. Moustache
11. Sifting
12. Big Cheese
13. Downer
メンバーはギターとボーカルのKurt Cobain 、ベースのKrist Novoselic、ドラムはChad Channingのスリーピースバンドです。サウンドガーデンの影響を受けているので、重厚な轟音サウンドなのですが、ヘヴィメタではなく、パンクほど無責任でもない、しっかり
音楽 しているのです。これがオルタナティヴ、置き換えると言う意味を持って、これまでのロックから置き換えられるスタイルとなっていきます。このアルバムが出た時点は、全くの無名バンドですが、この作品は次第に話題となり、一気に当時の若者のハートをわしづかみにしていきます。
インディーズから、金もない若者が制作したさくひんですから、8トラックのレコーダーで乱暴なくらいに録音されたもので、それだけ音が荒く、90年代を迎えるような時代には似つかわしくない内容だったにもかかわらず、その荒さが80年代に失われていたロックの初期衝動を蘇らせ、パンク以来の衝撃をもたらしたのです。演奏自体は荒いのですが、曲自体はしっかりと作られていて、ポップですらあると思います。つまり分かり易いのです。シンプルな事を一生懸命やるという事では新しかったのかもしれません。
Blew
VIDEO Floyd The Barber
VIDEO About A Girl
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