

スマッシング・パンプキンズはシカゴ出身で、シアトル勢とは違いますが、グランジブームの真っ直中にデビューしているので、同じくくりで語られる事が多いです。ブームが起こった後なので、最初からメジャーデビューして、最初から話題になりましたが、この91年リリースのファーストアルバムは、売り上げでは成功したとは言えず、次に続ける為に苦戦するのですが、既にこの作品から
音楽性は独自の世界観を持っています。
1. I Am One
2. Siva
3. Rhinoceros
4. Bury Me
5. Crush
6. Suffer
7. Snail
8. Tristessa
9. Window Paine
10. Daydream
メンバーはボーカル、ギターのBilly Corganを中心に紅一点のベースのD'arcy Wretzky、ギターのJames Iha、ドラムのJimmy Chamberlinの四人組です。イギリスのニューウェイヴバンドのようなダークなサウンドなので、アメリカのバンドだと言う印象は薄いのですが、アメリカのオルタナシーンの中から出てきました。シングルはRhinocerosがそこそこのヒットとなりましたが、アルバムとしてはそれほど売れていません。ブームの中から沢山出てきたバンドの一つに過ぎなかった為、生き残る為には売れる作品を創る必要がありました。
なので、このファーストアルバムでは純粋にやりたい事をやっている作品と言えるでしょう。かなりダークで
サイケデリックで、ノイジーな中にアコースティックな曲があったりと、ミステリアスな雰囲気を持っています。こんなバンドがアメリカからも出てくる時代になったのです。本来なら、アメリカで売れるようなバンドではありませんが、オルタナブームはアメリカでもダウナーな曲dめお売れる土壌を創ったのです。ファーストアルバムなのに、ベテランのような老練なアレンジが見事な隠れた名盤です。
I Am One
Siva
Rhinoceros