2009年から2010年にかけての作品で、EP盤がVol. 3まで出ており、オフィシャルサイトから配信されているだけの作品だったものがCDでも手に入るようになりました。メンバーには新しくギターのJeff Schroeder、ドラムもMike Byrneに代わり、ベースは女性と言うのが定番のようで、Nicole Fiorentinoが参加しています。
Vol. 1 1. Song for a Son
2. Stitch in Time
3. Astral Planes
4. Widow Wake My Mind
5. Teargarden Theme
Vol. 2 1. The Fellowship
2. Freak
3. Tom Tom
4. Spangled
5. Cottonwood Symphony
Vol. 3 1. Lightning Strikes
2. Owata
プロデュースはBilly Corgan、Kerry Brown、Bjorn Thorsrudの三人でシングルとしてはFreakがカットされていますが、ネット配信が中心だった為、CDとしてはそれほどヒットしていません。ネット配信の方が喜ぶファンもいますが、ネット環境が無いロックファンもまだいる訳で、こういう形式をとられると、バンドとしての存在感が薄れてしまう印象があります。もう過去のバンドになってしまった、終わってしまったと思ってしまうのです。
古い感覚かもしれませんが、MP3で聴くより、CDなどの形として手にしたいと思うのが昭和の人間の考え方です。
音楽 的にはアコースティックで情緒的な曲が多く、メランコリックな頃に近い感じでしょうか。サイケのような妖しげな感じではなく、フォークとクラシックが融合したようなプログレッシヴなサウンドです。新境地を拓いていると思います。非常にいい感じです。これまでのサウンドを周到しているようで、全く新しいスタイルを確立しています。名盤です。盤と言っていいのか微妙ですが。
Song for a Son
VIDEO Stitch in Time
VIDEO Astral Planes
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