2005年の作品で、前作からは6年の時間が過ぎています。それだけ音沙汰がないと、普通は忘れ去られるものですが、Nine Inch Nailsは作品を出せば一気に話題をさらっていきます。今回のプロデュースもTrent ReznorとAlan Moulderで、オルタナ部分を強調したような作品で、打ち込みも多用していますが、それを感じさせないくらいバンドサウンドを創り上げています。レッチリなどがなぞっているスタイルを本家としてやっているだけに、これまで以上に売れています。
1. All The Love In The World 2. You Know What You Are? 3. Collector 4. Hand That Feeds 5. Love Is Not Enough 6. Every Day Is Exactly The Same 7. With Teeth 8. Only 9. Getting Smaller 10. Sunspots 11. Line Begins To Blur 12. Beside You In Time 13. Right Where It Belongs
The Hand That Feeds、Only、Every Day Is Exactly the Sameとシングルヒットも生み出し、アルバムとしても売れました。グランジ的なギターサウンドは彼らの影響で広まっていきましたので、それが売れているのであれば、こちらも稼がせていただこうということでしょうが、それでも、さすがに貫禄が違います。リフの作り方や、シーケンスとの絡みなど、見事なものです。アンビエントな部分もしっかり出していますが、いつもよりバンドスタイルの方が多めです。