2008年の作品で、現在までの最新作です。前作からは5年ぶりとなる作品で、ニューヨーク録音となっている事から、アメリカの黒人
音楽 との融合に挑戦した作品になっています。これまでの彼の
音楽 がアメリカとは関係なかったとは言いませんが、アメリカの
音楽 を遠い場所から受け止めながら
音楽 活動をしていましたので、直接ぶつかり合うのはこれが始めてになります。
1. Nigerian Wood
2. African Android
3. My Kinda Girl
4. Long Distance Love
5. Beautifulblackbutterfly
6. Pimpin'
7. Lagos vs New York
8. 1973 (Jokers Reparations)
9. Unintended Consequences
10. Blue Is the Mind
11. In Love Forever
12. My Brother
本場アメリカでは既にブルースも、
ファンク も廃れて、ヒップホップじゃないと売れないような風潮になっていました。黒人も白人と対等に生活出来るようになった事は良い事ですが、それが黒人
音楽 を衰退させるという悲劇に発展し、今でもアメリカの
音楽 シーンは非常にいたたまれない状態にまで追い込まれています。そのアメリカに挑戦し、しっかり自分の音楽をぶつけているキザイアは孤高の英雄と讃えたいくらいです。ミクスチャー音楽という先入観を与えればアメリカでも売れると思いますが、純粋にブラックミュージックを求められると失敗するかもしれません。
しかし、これはまぎれもなくブラックミュージックであり、本当に黒人が自由を獲得した者が奏でられる音楽だと思います。ミュージックビジネスに縛られた黒人音楽は、いまだに奴隷なのです。この作品が黒人音楽を解放する起爆剤になってくれれば良かったのですが、既にそこまでの影響力はなかったようで、いまだにアメリカの音楽シーンは死んでいます。これまでほど泥臭くなく、都会的に洗練されたサウンドになっていますが、アメリカの音楽シーンにとっては、かなり刺激的な作品だと思います。本来の黒人音楽にあるべきエモーションに溢れています。名盤です。
Nigerian Wood
VIDEO African Android
VIDEO My Kinda Girl
VIDEO
Long Distance Love
VIDEO Beautifulblackbutterfly
VIDEO Pimpin'
VIDEO Lagos vs New York
VIDEO 1973 (Jokers Reparations)
VIDEO Unintended Consequences
VIDEO Blue Is the Mind
VIDEO My Brother
VIDEO
スポンサーサイト