95年の作品で、再びパワーポップな内容になっていますが、前作でのオルタナへの接近もあり、トキメクようなポップにはならずに、多少落ち着いた感じになっています。ただ歌はポップになり、Brendan O'Brienのプロデュースで、大人のポップスになっています。Girlfriendは青春真っ直中の作品であったのに対して、このアルバムは青春を懐かしむような郷愁を感じさせます。
1. Sick of Myself
2. Not When I Need It
3. We're the Same
4. Giving It Back
5. Everything Changes
6. Lost My Mind
7. Come to Love
8. Walk Out
9. I Almost Forgot
10. Super Baby
11. Get Older
12. Smog Moon
ブリットポップ みたいな感じに近いかもしれませんが、あくまでもアメリカのポップロックです。シンプルなコード進行だけで、ここまでのポップさを出すと言うのもパワーポップの特徴で、ストレートな感じを出す為に、あえて複雑なコード進行は避けています。それを物足りないと感じるのか。心地良いと感じるのかでハマり具合が変わってきます。ジャケットから推測すると、子供の頃に楽しんでいたポップスを再構築していると思われます。
アメリカのポップスですから、どこかにカントリーフレイバーが感じられます。以前ははっきりカントリーしていましたが、このアルバムではそこからポップソングに転換した曲創りになっています。でもピュアな感じが戻ってきているので、人気のアルバムになっています。ビートルズの系図をたどっていないポップス。そこを楽しめるようになるのも、
音楽 的な幅が広がったような気分になれます。名盤です。
Sick of Myself
VIDEO Not When I Need It
VIDEO We're the Same
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