2008年の作品で、Shout! Factoryに移籍してからは、初めてのオリジナルアルバムになります。甘いスウィートな歌声なのに、アレンジはしっかり凝っていると言うパワーポップらしい作品になっています。ただ、前作でのひねくれポップ感はなく、ストレートに表現してる方だと思います。昔に比べて雰囲気は違っていますが、彼のスタイルを更に貫いた内容だと思います。
1. Time Machine
2. Room To Rock
3. Byrdgirl
4. Flying
5. Feel Fear
6. Let's Love
7. Sunshine Lies
8. Pleasure Is Mine
9. Daisychain
10. Sunrise Eyes
11. Around You Now
12. Burn Through Love
13. Back Of My Mind
Susanna Hoffsも参加していて、カバーアルバムで再確認した
音楽 への愛情をもって制作された作品である事は間違いないでしょう。初期の頃にはなかったビーチボーイズなど、ブライアンウィルソン節も取り入れた曲創りになっています。コーラスワークもそうですね。ですから、もはやパワーポップという狭いジャンルの
音楽 ではないと思います。アメリカを代表するポップ職人に成長しています。
ミュージシャンは元々、オタク気質じゃないと良い
音楽 は生み出せないものですが、オタクなマシューもやっとその領域に達したと思います。ただ音をいじって楽しんでいるだけのオタクとは違って、そうした中で、何かと交信するかのごとく、何かと繋がったように感じる時があるのです。その時に出てきた旋律は無敵ですね。絶対その旋律じゃなきゃ駄目だと言うものを見つける瞬間があるのです。これまで名曲と呼ばれてきた
音楽 はそうして出来ていると思いますし、このアルバムにもその領域に達した感じが伝わってきます。名盤です。
Time Machine
VIDEO Room To Rock
VIDEO Byrdgirl
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