94年の作品で、前作同様のスタイルですが、よりオーケストレーションの人数が増えていて、より非ロック度を増しています。ロック色と言うのは、黒人
音楽 が根底にありますが、黒人
音楽 が入らなかったヨーロッパ
音楽 による
ポップ スを創る事により、非ロックなスタイルが生み出されています。それはロックに慣れ親しんでいる人にとっては異質なものであり、本来なら受け付けないシロものであるはずなのに、Divine Comedyの
音楽 はなぜか魅力的なのです。
1. Bath
2. Going Downhill Fast
3. The Booklovers
4. A Seafood Song
5. Geronimo
6. Don't Look Down
7. When The Lights Go Out All Over Europe
8. The Summerhouse
9. Neptunes Daughter
10. A Drinking Song
11. Ten Seconds To Midnight
12. Tonight We Fly
13. Ode to the Man
海辺で過ごす二組の恋人をモチーフに創られたコンセプトアルバムであり、ヌーベルバーグ映画のようなイメージで綴られています。Neil HannonはWalker BrothersのScott Walkerの影響を受けており、それはデヴィッドボウイが低音で歌う時に参考にしていましたので、デヴィッドボウイファンなら、彼の良さが分かるはずです。曲のアイデアもボウイに似ていますので、非ロックであっても魅力を感じるのは、デヴィッドボウイに慣れ親しんでいたからだと思います。Walker Brothersと言う事で、ソフトロックになっているのもうなずけます。
これまで、そんなミュージシャンがいなかった事が不思議なくらいで、Walker Brothersのような
音楽 を再現出来るミュージシャンが表れてもおかしくないくらいWalker Brothersは魅力的なバンドでした。しかし、それで売れる時代ではなかったというのもありますが、Neil Hannonの勇気ある選択は、素晴らしい
音楽 を再評価させるきっかけになりました。映画音楽からのサンプリングというユニークな試みも見事で、非ロックのようで、これまでのロックの歴史の上に生み出された産物なのであります。素晴らしい名盤です。
Bath
VIDEO
Going downhill Fast
VIDEO The Booklovers
VIDEO A Seafood Song
VIDEO Geronimo
VIDEO Don't Look Down
VIDEO When The Lights Go Out All Over Europe
VIDEO The Summerhouse
VIDEO Neptune's Daughter
VIDEO A Drinking Song
VIDEO Ten Seconds To Midnight
VIDEO Tonight We Fly
VIDEO Ode to the Man
VIDEO
スポンサーサイト