1. Timestretched 2. Bad Ambassador 3. Perfect Lovesong 4. Note To Self 5. Lost Property 6. Eye Of The Needle 7. Love What You Do 8. Dumb It Down 9. Mastermind 10. Regeneration 11. The Beauty Regime
プロデューサーはNigel Godrichを起用しています。バンドスタイル以上の音がかぶさっていますが、ロックなアルバムです。オーケストラではなく電気楽器により新しい可能性を模索するようになっています。シングルはLove What You Do、Bad Ambassador、Perfect Lovesonがカットされ、前作で獲得したファンはついてきていますが、これまでの彼のトレードマークだったアメリカンポップス的な世界観が無くなって、イギリスのミュージシャンらしい湿度のある音楽になっているので、これまでの彼の音楽を期待していると満たされないかもしれません。
Neil Hannonの歌い方もトムヨークみたいなダウナーな感じになっています。当時はそれが流行でありましたので、仕方ありませんが、ここまで変貌してしまうと全く別の音楽のようですが、アレンジを取っ払ってみると、これまでの音楽とあまり変わりは無いようにも聴こえます。アレンジが違うだけで、これほど表情が変わってしまうと言う良い見本と言えるでしょう。それだけ個性的なアレンジを心がけているのです。少し暗い感じはありますが、音楽的にはかなり良く出来ていて、これも名盤と言えます。