名古屋場所は日馬富士の三度目の優勝で幕を閉じました。白鵬と千秋楽まで全勝できました。横綱と大関が全勝で千秋楽にぶつかるのは、史上初の対戦となりました。日馬富士が今場所良かったのは、大関に上がる前のスピードと、相手の力を利用した、水車の理論のような取り口が復活した事だと思います。相手が充分になる前にスピードで相手を翻弄して勝つと言うのは、軽量級の力士にとっては必勝パターンですが、大関に上がってからは、それを封印して、普通に相撲を取っていましたが、それは日馬富士には似合わない取り口だったと思っていましたが、本来の相撲に立ち戻った事で、今場所の優勝があったと思います。
上位陣の成績白鵬 14勝1敗
稀勢の里 10勝5敗
琴奨菊 10勝5敗
把瑠都 9勝6敗
日馬富士 15勝0敗 優勝
琴欧洲 9勝6敗
鶴竜 9勝6敗
豪栄道 7勝7敗1休
栃煌山 4勝11敗
妙義龍 8勝7敗
豊ノ島 5勝10敗白鵬は最後まで全勝できましたが、決していい状態ではなかったと思います。全盛期は過ぎているのではないでしょうか。把瑠都は勝ち越しまではまぐれで全勝でしたが、後半戦は案の定勝てません。勝ち方が分かっていないのです。自分にどれほどの恵まれた素質があるのか、いまだに分かっていないようです。妙義龍は小結の地位で何とか勝ち越しましたが、上位戦での勝ち越しは自信に繋がったと思います。技能賞を受賞しています。
魁聖は11勝で敢闘賞を受賞しました。体調が戻っていると思っていましたが、腰が悪かったようです。その為、前に圧力をかけて取っていた事がいい成績につながったようです。来場所は上位対決になるので、そこでの経験が今後活かされると思います。返り入幕の舛ノ山も11勝を上げて敢闘賞を受賞しています。若手が伸びてきた事で、上位であぐらをかいている力士との世代交代となると、もっと活気づくと思います。日馬富士は今場所と同じような取り口を撮れれば、綱取りも夢ではないでしょう。
白鵬 vs 日馬富士
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